TPPや農業の後継者の問題、諸々の問題山積の中今後の農業についてどうやって農業をもり立てていけるんだろうか常に考えますが、市場を見ることの重要性があると考えています。
①一つは単身所帯の増加
現在では37パーセントの世帯が一人世帯という事になっていると聞きます、その中で野菜を丸ごと買うことの無駄が出てきているように思います。
たとえば、サラダについては普通のサラダを作る場合でも、キャベツやレタスを丸ごと一個買ってもロスが出ます、今急速に販売を増やしているのがカット野菜です。
カット野菜は通常の青果の4倍の価格設定がされていますが、市場が急拡大しています。
②一般家庭が消費する青果は49パーセント
市場に流通する青果の半分しか一般家庭での消費というのは無いと言われています。
つまり、半分は流通やレストランなどが購入している、企業が購入すると言う事は加工を前提としているわけですから、今言われている6次産業化の取り組みの可能性があると思います。
カット野菜は一般消費者が一番望む形をあまり気にしなくてもいいという事を考えると、B品と言われる野菜の有効利用が考えられるし、無駄を省くことが出来ます。
また、大きく育てることで反収の増加が見込めます。
以上のようなことを考えると、農家の収入をアップさせるためには、企業に納品するカット野菜や加工をした野菜の栽培が最適では無いかと思っています。
今後、この可能性を探っていこうと思います。
6次産業化というのは言葉は新しいのですが、古くは江戸自体から藩の政策で付加価値を高めて作ってきたもので、昔から行われていたものです。
生産だけでは無く、一次加工まで農家でやることにより、農家の収入アップに繋がっていくことになると思います。
いろんな可能性を調べていきたいと思います。(^^)/