長野県飯田市視察報告書
平成25年6月28日(金)午前9時半
市民ネット会派視察
参加議員 千綿議員、山田議員、西岡議員、本田議員、山下議員
・ 飯田市職員のソーシャルメディア利用に関するガイドラインについて
・ ランドアバウトについて
大島氏より説明
経過
飯田市の広報戦略の中で、行政の情報を正しく市民に伝えるか、又情報を吸い上げるかと言う事が課題であった。
広報戦略の中でSNSにも取り組んでいくこととした。
デメリットもある
最低限の取り決めが必要と言う事でガイドラインを作成した。
本年6月1日から短大生のレポーター4人にお願いして、情報発信している。
公式アカウントを公表していくように準備している。
Q 個人のフェィスブックの運用規定はあるのか?
職員という身分を守って運用をしていただくようにお願いしている。
Q 職員のフェイスブック登録は5パーセントぐらい
Q 写真とかの所有がSNSの所有になってしまう事への対応は
肖像権の問題など、問題のあるものについてはアップしていない。
Q CIOは情報通信に詳しいのか?
現在総務省から来ていただいているが、結構詳しい方がなっていただいている。
Q 防災に使う際に事前の登録制をやればいいと思うか?
なかなか難しい問題であり、今検討しているところでいる。
情報の確実性を担保するという手続きが、情報の発信が遅くなると言う側面がある。
Q 避難勧告は良く出されるのか?
山手の部分では何回か出したことがある。
Q 行政のいろいろな情報の中で、観光や文化の発信でこちらでは桜が有名のようであるが、個人
のブログに写真なんかを掲載していただくような形態を取れたらいいと思うが?
行政はどうしてもメリットばかりでは無く、デメリットを考えてしまう。
ラウンドアバウトに関する取り組み
建設部地域計画課 松田課長より説明
昭和22に大火のせいで飯田市の中心街の75パーセントが燃えた後、GHQが火災復興で区画整理をした。桜並木を作られていたが、市民から改修要望が出ていた。
実証実験をした後市民から残して貰いたいとの要望が出て、現在残っている。
東和町の交差点を信号を無くして。
今度道路交通法が改正された、時計回りで回ることを規定された。
回っている車が優先である。
凱旋門は回っている車が優先では無いため、ラウンドアバウトでは無い。
京都に一カ所存在している
歩行者の手前に一時停止を儲けて、歩行者の安全を確保している。そのことにより速度が抑制されることで安全性を確保している。
他でも死亡事故等の報告は無い。
ラウンドアバウトの特性
安全性 速度抑制による効果
照明が通常より沢山いる
岩手の宮古市は災害があったところにラウンドアバウトを採用する予定
15000/日ぐらいまでは利用可能だと考えている。
まだ資料が無いので今後検討されていくものと考える。
吾妻町のラウンドアバウトはネットでも見られるようになっている。
県道が通っていたので調整に苦労した。
ラウンドアバウトの設置については国交省も協議会を作って取り組むように指導している。
Q デメリットの部分があるのか?
ほとんど見当たらない
Q あずま町と東和町の費用は
実証実験では協会でやっているため金額が分からない。
ブロックなどの値段はかかっているか
実験では100万ぐらい
600万円から700万円ぐらい、設計は協会で無料でやって貰った。
県道があると言う事だが県からの支援は 改修の前倒しで対応していただいた。
ラウンドアバウトの事業では無いが、周辺の整備を含めて、社会資本整備で四億円かかっている。
信号一カ所1千万円から2千万円ぐらい
道路を1つ付ける
交差点改良をするときに信号にするのか、ラウンドアバウトで整備するかの検討をしていく
ことになると考えている。
Q 最低どのくらいの距離が必要なのか
資料にもあるが、海外の事例を見てみると13mぐらいから出来るようである。
所感
- 道路交通法が改正になり可能となった部分があると言うことだった、車の通過量が15、000台以下というのが1つの目安になると言う事だが、歩行者の通行量も重要な要素と言う事、朝夕の通行量が多いと、車の通行にも支障が出るとのこと。
今後佐賀でも信号設置の要望が出た場合には、充分に導入の検討に値するものであると考える。
- 四差路よりも多い交差点に向くと考えられる。
- 特に車や歩行者が信号待ち間の時間が無いため、車歩行者双方にストレスが少ない。これは佐賀市などでも充分に導入しやすいと考える。