平成25年5月15日(木)午前9時半から
文教福祉常任委員会呉市視察
参加議員、平原委員長、野中副委員長、山本議員、山下明子議員、田中議員、実松議員、黒田議員、
川原田議員、千綿議員、中野子事務局員
視察項目「国保事業の医療費適正化に向けた取り組みについて」
副議長から呉市の概略を説明
軍港として発展してきた。戦艦大和を建造した。
造船鉄鋼の町として発展してきた。
自衛隊の基地でもある。潜水艦部隊もある、現在11隻の潜水艦がある。
保険年金課の担当者から説明
佐賀市は保険税の収納率が高い。
人口15万人以上の歳での高齢化率が日本一になっている。
全国平均の病院数の1.4倍の病院が呉市にある。
呉市では平成19年595千円あった1人あたりの医療費が、平成22年には407千円まで減った。
一般会計からの法定外の繰り入れはやっていない。
保険税の収納率を上げる努力をしている。
平成20年度からレセプトのデーターベース化してきた。
ジェネリックの勧奨をする事で一定の成果が得られる。
平成23年度月3千通(200万円)で12400万円の医療費の削減が出来ている。
データーベース化での弱点として入力して通知を出すまで4ヶ月かかっている。
システムは民間のパーケージのソフトを使用(年間2700万円)
重複受診者リストに訪問活動をされている。保健師が訪問し相談に乗っている。年間1400万円の削減。(保健師の雇用480万円)
頻回受診者リストを作成し訪問活動をされている。
重複服薬リストを作成
併用による薬害になることもある。
生活習慣病放置者リストを作成し、受診勧奨を実施
糖尿病性腎症等重症化予防事業を実施
糖尿病の場合3万円/年間→インスリン治療60万円/年間→人工透析600万円/年間
人工透析者10名ほどの削減効果
Qジェネリックの指導は医者の方に対しての指導はされているのか?
A呉市と医師会、薬剤師会に対して資料を提供している。
国立の病院が全体の3割をジェネリックを使うという目標にしている。
薬剤師の方がジェネリックを進められるようになった。
Q重複受診でセカンドオピニオンとの整合性は
A3ヶ月間の推移を見てから抽出している。
所感
- 佐賀市でも今年から国保税が上がっていると言う事を考えると、適正化事業は喫緊の課題でもある、複数の事業をされていることで、削減効果が出ているものについては、佐賀市でも取り入れる必要があると思います。
- 呉市でも一般会計からの法定外の繰り入れは行われていない、佐賀市でもこれは守っていくべき事だと思う。
- 病気になる前の予報という意味も込めて、保健師の相談業務は必要なことで有り、佐賀市でも取り入れる要素は大きいと思う。